ソウル出張報告B
今回の食べ歩き:
今回は観光ではなく仕事なので、思いどうりに食べ歩くことはできませんでしたが、逆に、韓国会社の人に案内して貰うことも多く、駐在中の3年前に行くことができなかったところにも行くことができました。
焼き肉について:
10年ほど前に行った、江南の「ポ・ドゥ・ナム・チp」は大変おいしかったと記憶しています。 しかしながら、3年前の駐在期間中も行く機会が無く、残念に思っていたのですが、今回行くことができました。
場所は江南区ではなく、瑞草区の「南部バスターミナル」の近くに移転していました。 入り口を入ると枝肉を切って処理しているところが、ガラス越しに見え、雰囲気を盛り上げています。 肝心の味ですが、私の経験が増え、他のおいしい店を知ったせいでしょうか、10年前の感激はよみがえってきませんでした。 また、2年ほど前に行った「三元ガーデン」は、やはり有名な店で、今回の南北離散家族の昼食会の場所にもなった大きな店で、日本人にも知名度が高いのですが、私は、味としては最高点をつけません。 やはりソウルで最高の味の店は「石山亭」でしょう。 今回も一回だけ行きました。 日本語メニューが無くなったのは気になりますが、イェッポなアガシが増えたので、”良し”としましょう。
庶民的な食堂:
同じ仕事でイギリスから出張に来ている人は、最近オープンした「Marriot Hotel」に宿泊していたので、タクシーに同乗して帰ってきてました。 場所は江南高速バスターミナルの隣です。 大変デラックスなホテルですが、後発であるせいか、新羅ホテルや、インターコンチネンタルホテルよりも料金を安く設定してあるようです。
デラックスホテルのレストランで食事をするのは、私の「B級グルメ精神」には合致しませんので、早速、地下からつながっているバスターミナル地下街に行き、夕食をとりました。 「マンドゥ」や「スン・ドゥブ」など庶民的なモノを食べました。 ところが、味はそんなに悪くなくて、料金が意外に安いのです。 翌日、韓国人に聞いてみましたら、ここは、韓国中で一番安い食堂街だと、TVで放送していたとのことです。 今まで南大門市場が一番安いと思っていましたが、さらに安いところがあったのです。
なお、南大門市場の「デ・キョン(大京)」で、今回も「カムジャタン」を食べましたが、相変わらずおいしかったですね。
北倉洞地区:
プラザ・ホテル裏側(南側)は北倉洞といって、昔からの飲食店街です。 そのまま南下し、南大門路を地下道で横断すると、上記、南大門市場の食堂街の近くに出ます。
北倉洞は食堂、居酒屋、飲み屋(アガシ付)も多く、どこに入ったらいいかと悩みます。 昔から「参鶏湯」をおいしく食べさせる店があり、今まではいつもそればかりでした。 今回は違ったモノをと言うことで、ふらりと入った食堂で「内臓コムタン」や「プゴ・ヘジャンクk」を食べてみました。 ところが、これがなかなかのモノでした。 プラザ・ホテルから100mくらい南下したところにある鍋物専門の食堂です。 値段も安く、オススメです。
徳寿宮:
徳寿宮の前はよく通りますが、中に入るのは25年ぶりでした。 当時は寂れていましたが、現在は手入れも行き届き、市民の憩いの場となっています。 1909年に完成した李王朝最後の宮殿、石造殿の前に立つと、急に写真を撮りたくなり、使い捨てカメラを買って撮したのが左の写真です。 朝鮮で初めて建設された西洋石造建築ですが、翌年には「日韓併合」になり、王宮とは言えなくなってしまいました。 ここは観光バスの駐車場がないため、日本人観光客が少なく、穴場です。