旗山国民小学     


 
 
 

今回の旅行で、70歳の年齢を感じさせない元気さで自家用車運転し、我々を案内してくれた、游信智さん(右から2人目)、現校長の劉純政さん(右から3人目)とともに校舎正門前で記念撮影。

本学は創学102年の伝統校で、現校舎も70年くらいの歴史を持ち、史跡として保存が決定されている。

本学出身者から游信智さんを含み合計28人が台湾少年工として日本に渡った。 28名のうち、陳慈源さんは病気で高座の地にたおれ、遺骨となって台湾に帰った。

游信智さんは戦後、台湾に戻り、屏東師範学校を卒業し、小学校教員をつとめ、本学でも教鞭をとっていた。 1961年、自宅で担任の生徒に受験勉強指導中に、国民党政府の「白色テロ」に遭遇し、所轄の警官と二人の私服(警備司令部の特務)に連行され、2年間の拘留を余儀なくされた。 釈放後、再び教壇に立つことはできなかった。

本学の創学100年誌の中の卒業生名簿に游信智さんは、改姓名である「久方信定」として民国33年(1944年)、高等科卒業生として記載されている。

 


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