2000年12月17日号A
ソウル旅行報告A
今回の日程:
有給休暇消化のため12月になってから思い立ちソウルに行って来ました。 12日から15日までの4泊5日でした。 この時期は一年のうちでも航空券やパック旅行が一番安くなるシーズンです。 ホテルは、例によって自費旅行の時は、値段が安く、地下鉄駅に近く便利なYMCAです。 今まで知らなかったのですが、e−Mail <hotel@ymca.or.kr>で予約することができるようになっていました。
概観:
つい3ヶ月前にも3週間滞在しましたので、大きな変化は感じられませんが、景気は確実に悪くなっているようです。 食堂も客の入りが悪く、韓国名物の接待も二次会禁止令がでているところがおおいとのことでした。 良くなったことは、日本文化の解放が浸透したためか、反日的な言動に遭遇することがなくなったことでしょう。 李さんと地下鉄の中で話していたら対面に座っていたハラポジは内容がわかるらしく私の方を見てほほえんでいました。
地下鉄6号線の開通:
梨泰院に行くためには地下鉄がなくて不便をしていたのですが、地下鉄6号線が開通すればと期待されておりました。 12月15日は6号線の新規営業開始日でしたので、早速乗車してきました。 ところが、駅の建設遅れで、梨泰院、薬水、と、あと2駅の合計4駅が営業できず、駅が完成する来年2〜3月まで、とりあえず4駅を通過して運行を開始しました。 開業から3日間は無料切符を発行するとのことでしたが、私のように他の路線から乗り換えてくる人には無料切符の意味がないですね。 私は三角地から合井まで乗車してみました。 車両自体は5号線で使われているものとほぼ同じ、ステンレスカーで、「現代精工」製です。 この形式の車両は5号線のアップダウンの大きい路線を走るためでしょうか、馬力が強いように思います。 なぜならば、加速の良さを体感できるからです。
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今回は、地下鉄1号線から6号線まで乗りましたが、すべての駅で駅名表示板に漢字が加わっていました。 幹線道路でも、「聖水大橋」のような大物には漢字が併記されていました。 2002年のワールドカップまでにはさらに充実してくることでしょう。 |
鐘路タワー:
以前報告した、鐘閣交差点の不思議な形の建物には国税庁が入っているビルですが。 どうやら正式名称は「鐘路タワー」と言うようです。 前を通ると、基礎部分にソウル市長名による建築賞の表彰のプレートが埋め込まれていました(上の写真参照)。 左が建物自体の「金賞」、右は夜間照明に対する「銀賞」で、2000年5月25日付けになっています。 余談になりますが、ここは、民族系の「和信百貨店」があったところです。 その創始者一族は朝鮮動乱のとき、ソウルに攻め入った北の人々から「ブルジョア、親日派」として迫害され命からがら逃亡したとのことです。
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