2000年9月10日号C

ソウル出張報告C


郊外へドライブ:

 3月の訪韓の時に知り合った「福婦人」に電話を入れたら、日曜日にドライブに連れていってくれるとのことでした。 集合場所に行くと、仲間と一緒に新車で来てくれました。 車は「現代ソナタ」の上級バージョンのようです。 エンブレムには、「2002 World Cup」と書いてありました。 3月の時の車もそんなに古いと感じませんでしたので、頻繁に乗り換えるようです。 ちなみに彼女は「ライオンズクラブ」のメンバーとのことで、一緒にきた人も同じメンバーでした。

 行き先は、漢江を上流方向に1時間ほど行った「楊平(ヤン・ピョン)」です。 川幅がかなりあり、水上スキーを楽しむ男女がいっぱいいました。 1年ほど前にNHK TVで報道された、「遊びぼける韓国金持ち階級のドラ息子・娘たちがたむろすることろ」です。 その番組を見たとき、1950年代後半、神奈川県湘南地方を遊び歩いた「太陽族」のイメージがダブリました。 日本では40年後に元「太陽族」の中から東京都知事が出ました。 40年後でなくて、当時すでに学生の時に「芥川賞作家」になっていたのでした。 韓国の「水上スキー族」から、今後どんな人材が出るか楽しみです。

 福婦人たちと一緒に水上スキーならぬ、モーターボートに乗りました。 わずか10分くらいの乗船時間で、5万ウォンと高かったですね。 さすが、「ドラ息子・娘」が遊ぶところだけあります。 ちなみに、この日の出費は全て私が払いました。 いくら相手が金持ちでも私はヒモではありませんので、誤解のないように・・・・。

 ここからさらに遡上すると、「両水里(ヤンスリ)」に出ます。 漢江の支流が合流する所なので、この名前が付いているとのことです。 付近は郊外型レストランやラブホテルがたくさんあり、ソウルからの絶好のドライブコースとなっています。

 揚平や両水里は、100年前にイザベラ・ビショップ女史が船を雇って漢江を遡上し、「朝鮮紀行」に著した所だと思うと、この100年間に変わったものと変わってないもののコントラストが印象的でした。



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