1998年9月ソウル旅行記
その11、歴史の目撃者

ソウルの冬期の気温は日本よりも10度程度低いため街路樹は全て落葉します。 今年のソウル旅行は9月中旬であったもかかわらず、大変気温が高く、9月になってから年間最高気温の日を記録したくらいで、私の滞在中も連日32度くらいになりました。 ところが、一部の街路樹はすでに紅葉の兆しが見られ不思議な感じでした。

右の写真はKNR鷺梁津駅前のプラタナスの街路樹ですが、一部、黄色い葉が見られるでしょう。 この樹は自動車との比較でもわかるように、幹の直径が7〜80cmもあり、樹齢は100年を越えるのではないでしょうか。 だとしたら、この場所で起こった、100年間の歴史を見続けてきたことになります。 思い付くままに、この樹の付近で起こった100年間の出来事を書いてみましょう。
鷺梁津駅前のプラタナス並木


樹齢100年の大木は、激動する韓国の100年間を見ていたのでしょう。 これから後の100年間も見るのでしょうか。 100年後には、いまこれを書いている私のみならず、読んでいる人も、全て地上からいなくなっているはずですが.....


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