昨年暮れより3週間程日本に帰っており、「ソウル便り」を中断しておりましたが、 ソウルに戻りましたので再開します。
3週間の短い不在期間でしたが、IMF時代を迎え急激に節約ムードが高まっているのを実感できました。 戻ってから2日間しか経過しておりませんが気がついたことを列記します。
また、朝のラッシュ時には江南駅でタクシーを拾うことは難しかったのですが、今は楽に拾えます。
その他、
人員整理でできた空席をまとめて一箇所に集中し、そこに親会社の事務所を作り、 親会社に使わせる。
エアコン(今なら暖房)の温度を下げる。 余談になりますが、私のアパートのオンドルも温度が下がったように感じます。
トイレの洗面所に備え付けのお手拭き用のペーパーサーバーに「1回に付き1枚だけに限る」の注意書きを書いた。
季節記念品の金額低下。 これは韓国の会社に特有の行事です。 毎年2回(旧正月と中夕)、会社から全社員に対して贈物(御中元のような感じ)が配られるのですが、 今回の旧正月の贈物は洗面所用品セットでした。 私も只で貰っておいて恐縮ですが、 従来は15〜20万ウォン相当品だったのに対して今回は5万ウォン相当品になってしまいました (私の好きな「竹塩歯磨き粉」が沢山入っていたのでうれしいです)。
以上より、今回の「節約」はかなり本気でやっているのが感じられます。 韓国人はよく「政府を信用していない」と言いますが、今回は信用するも、しないも、 客観的に見て本当に「危機」だと言うことが理解されているのでしょう。