韓国でインターネットをするには
読者から質問が来て、韓国に住んでいる人と日本語メールのやり取りをしたいとのことでした。 今日はそれを含め、出張などで韓国に来た時のインターネットのやり方を説明します。
ソウルから遠いところに出張するか、現在の日本のプロバイダとダブって加入するのが嫌なら、 韓国のプロバイダに1ヶ月だけ加入するか、日本まで電話するしかないですね。
私が加入しているプロバイダの”Elim Net”は入会金がありませんので、 1ヶ月間だけ契約してもそれほどの金額にはなりません。 やったことはありませんが、 日本からE−Mailで連絡するか、韓国の友人に頼んで、あらかじめIDを発行しておいもらったらどうでしょうか。 1ヶ月、18000ウオンです。 但し、銀行振込ですと13000ウオンになりますが、 日本から韓国の銀行口座の開設はできないでしょう。 また、カード振り込みもできるのですが、 外国で発行されたクレジットカードは拒否されます。
以下、私が加入しているElim Netの概要です。
壁に付いている電話用のモジュラージャックは日本と違いますから電気屋さんでケーブルを買います。 MODEMは韓国の電話回線との相性を考えて、現地で買った方がいいでしょう。 日本で買ったMODEMでもATコマンドで送信レベル等を調整してやるとうまく行くかもしれませんが、 最近の高速MODEMは微妙ですから、韓国のPC屋さんで聞いて、自分のプロバイダとの接続実績があるものを使うことを勧めます。
韓国で買ってしまったPCにはハングルWin95がインストールされていると思いますが、 後付けのソフトをかぶせるとWeb/Mailとも日本語を読むことができるようになるようです。 日本語のカナ漢字変換もできると聞いたことがあります。 Elim Netに相談してみて下さい。 逆に日本語Win95でハングルが読めるソフトもあるそうです(私はWin95を使ってないので良く知りませんが)。
あと一番簡単なのは、フロッピーに日本語DOS/Vを入れておいて、日本IBMから発売されている WebBoyを使うことです。 これですと韓国語Win95をいじらずにフロッピーから起動したDOS/Vでインターネットを行うことができます。 他人のPCを借用して、ハードディスクの中を書替えずに日本語環境になりますから、迷惑にならないでしょう。 私はソウルのアパートでWebBoyを使っています。 安いPCでも動作するのでありがたいです(6月6日号参照)。 WebBoyには以下のような機能制限がありますが、そこそこ使えます。
最近は世界のどこに行ってもインターネットをやっていないと落ち着かない「ネットワーク症候群」になってしまいました。 DOS/Vが売り出されたときに「これで外国でも日本語が使える」と喜んでDOS/Vを入れたフロッピーを持って出張に行ったものですが、 最近はインターネット環境まで持っていく必要があるようですね。 しかし、技術が進歩してますので、いろいろ工夫すればなんとかできるようです。
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