台湾少年工を研究する台湾人学者と歓談  


 
 
 

台湾少年工については、40年間の独裁政治の時代には語ることがタブーとされ、封印されてきた歴史である。 日本においても、一旦は忘れ去られようとしたが、当会らの活動により少しは知られるようになってきた。 一方、台湾においては、「台湾史ブーム」と言われる割には認知度がまだまだ低い。 日本では研究者もまだ少なく、ジャーナリストがときどき取り上げるだけである。 中には都合の良い事実の断片だけを抜き取り、独断で間をつないだ「耳障りの良い話」に仕立て上げる日本人ジャーナリストも散見される。

元少年工の多数が生存している今こそ、台湾人による事実の掘り起こしによる地道な研究が急務である。 このような中、今回、少壮の台湾人研究者と知り合うことができ、喜ばしいことである。

何義麟、国立台北師範学院助理教授である(右から二人目、左端は元少年工の陳碧奎さん)。 

 

 


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