2000年12月17日号C

ソウル旅行報告C


朝鮮籍在日朝鮮人の訪韓:

 私は知り合いに在日の人がいないので、このホームページで取り上げることはありませんでした。 書いたとしても本の受け売りでしかなく、「自分で見聞きしたことを書く」というこのページの趣旨からははずれてしまうからです。 ところが、最近、朝鮮籍の在日朝鮮人に対し訪韓の許可が出るようになったようです。 その一環として、朝鮮籍在日朝鮮人のメンバーで構成される「金剛山歌劇団」のソウル公演が初めて催されました。 期間は12月15日から17日までの3日間、4回公演でした。 私はたまたまソウルにいて、初日の舞台を見ることができました。

以下の写真はパンフレットですが、タイトルの下に「在日朝鮮人総連合会」と書いてあります。

感想:

 こういった公演をそれほど見ていないので、的確には表現できませんが、まず第一に、言葉が大変上手でした。 日本に住んでいて、よくこれだけネイティブに喋れるのかと感心しました。 アナウンスをしたアガシ(踊り手の一人)の言葉について、一緒に行った韓国人に訛がないか聞いてみましたら、「全くの標準語(ソウルの言葉)」とのことでした。

 団体での踊りもよくそろっていて、そうとう練習しないと、これだけの統一された動きができないだろうと、素人の私にもわかりました。

 もう一つ驚いたのは、観客の中にいかにも金持ちそうな女性が多かったことです。 日本円で100万円以上はすると思われる毛皮のコートなど高級な着物の品評会のようでした。 在日の方はお金持ちが多いので、日本から行った人かも多かったのかもしれませんね。


会場:

 地下鉄5号線、「アチャ山」駅横にある「リトルエンジェルス芸術会館」でした。 大変立派な施設で、これほどの演奏会場に行ったことはあまり経験がないですね。 言葉は悪いですが、子供の合唱団は、それほど収益が上がるものなんでしょうか。


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