2001年10月18日号

韓国旅行写真集


 遅い夏休みをかねて10月8日から15日まで7泊の日程で韓国に遊びに行きました。 急に思い立ったのでいつものYMCAホテルを予約できず、京畿道軍浦市衿井のホテルに泊まりました。 ここまで来ると日本人観光客もいなくて気が楽です。 仁川空港からは水原行きの空港リムジンバスに乗り、最初の停車駅である安養で下車し、地下鉄で1駅ですので、ソウル市内と比べてそれほどの不都合はありませんでした。 ワールドカップ開催地の一つである水原からも近く穴場です。

 ソウル市内には「循環観光バス」が30分おきに運行され、20カ所以上の観光スポットに停留所ができていました。 5000ウォンの乗車券で何回でも乗降自由ですので、市内観光が大変便利になりました。

 今回の報告は手抜きで、写真の羅列として、簡単な説明で済ませます。

 

 景福宮近くの曹渓寺です。

韓国では仏教徒とキリスト教徒が半々だそうですが、仏教のうち80〜85%は曹渓宗で、その本山が、左の写真の曹渓寺です。

開山以来500年だそうですが、今の名前になったのは戦後です。 中国の同じ名前の地名にちなみ命名されました。 禅宗系で、日本の曹洞宗とも近く、同じ漢字の「曹」が使われています。 そのせいか、日本人仏教徒もよく訪問するとのことでした。 隣の事務所にはボランタリーの人が控えており、無料で日本語または英語の説明をしてくれます。

 場所は地下鉄1号線、鐘閣駅から北に徒歩5分の左手にあります。 近所に仏具屋さんがあるのですぐわかるでしょう。

 鐘閣交差点北東角にある、ソウルの新しい名所である「鐘路タワー」の最上階(33F)にあるレストラン、「トップ・クラウド」から南山タワー方面を望む。 右端に半分だけ写っている高いビルはロッテホテルです。

  

 日本の友人と一緒だったので、ソウル観光の定番である、「戦争記念館」に案内しました。 一時、展示されていなかったMig15戦闘機がまた展示されていましたので撮影しました。 以前にも書きましたが、朝鮮戦争の時に、アメリカのF86戦闘機と史上初のジェット機同士のドッグファイトを行ったものと同型機です。

ソ連の飛行機はなぜか主翼の先端が下がっているものが多いのですが、この機体もそうなっています。

 今まで何回も「戦争記念館」に行きましたが、左の写真に示す貴重品に気が付きませんでした。 よく眺めてみたのですが、コピーとは思えず、本物の詔勅のようでした。 書いてある内容からして、ミズリー号上での降伏文書署名と同時期に発行されたもののようです(ミズリー号上での調印は、同じく、1945年9月2日です)。

 コピーではなく、正本が複数枚発行され、そのうちの一通が朝鮮総督府にも送られてきたのではないかと想像します。

 東久邇内閣閣僚の署名を見てみますと、私のような戦後世代でも知っている名前が出ています。 現在の「スバル」の前身である中島航空機の創始者である「中島知久平」の名前も見られます。 海軍大臣は「反戦大将、井上成美」を育てた米内光政です。

 

 ソウルに行けば、鷺梁津市場のサシミを食べるのが「おきまり」のコースですが、今回は趣向を変えて「カラク市場」に行きました。 春に訪韓したときに初めて食べた、「ウロk」と言う日本にはいない(?)魚のサシミがおいしかったので、今回も再挑戦しました。 黄海で獲れる魚のようですが、一緒に行った友人によりますと「カサゴ」の仲間ではないかとのことでした。 白身で身がコリコリしておいしいですね。 写真に写っている30cmくらいのサイズ一匹で2万5千ウォンでした。 

 


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