2002年7月28日号
韓国ソウル出張記


 今の会社に変わってから初めての韓国出張でした。 昨年10月に友人と遊びに行って以来のソウルでした。

スケジュールの都合で、まず、台湾に行き、台北から仁川に飛びました。

 

7/14:

 NRT−>台北CKS空港 ANA、エバーグリーンのコードシェア便

7/17:

 台北CKS空港−>仁川  タイ国際航空

7/25:

 仁川−>NRT ANA、アシアナ航空のコードシェア便

 

 安い航空チケットを探してもらったら、ANAがとりまとめているのですが、実際にANAの飛行機に乗るのではなく上記のような経路になりました。 往復チケットの場合は格安なチケットがたくさんありますが、2カ国を巡る場合は割引が少なくなってしまいます。 この経路で10万円強の値段になってしまいました。 エバグリーンの飛行機には初めて乗りました。 昔聞いた噂では、機内食が良いとのことでしたが、今はどこも経費削減でしょうか、「普通」の機内食でした。

 今回は遊びでなく仕事で、訪問先の三成洞に近くて地下鉄の便がよい、「2号線江辺駅」近くの「東ソウルホテル」に8泊しました。 東部バスターミナルの隣で、仁川空港から直通バスに乗り1時間半ほどで到着します(料金=5500ウォン)。 すぐ近くには新しい電気街である「テクノマート」もあり、パソコンが好きな私にはうってつけです。 ただし、難点はおいしい食堂が近くに少ないことでしょう。

 

雑感1:

 龍山駅から議政府に通じる国鉄路線名について、以前掲示板で論争がありました。 地下鉄各駅や車内に掲載されている路線図には路線名の表示がなく、韓国人に聞いても「国鉄」、「江辺線」、「動車」などと答えてくれました。 ところが今回の旅行で、龍山駅構内の乗換案内表示板にはっきりと「京元線」と書いてあるのを認めました。 元々、「京元線」が正しかったのでしょうが、さまざまな政治的な理由で表示できなかったのが、文化解放に伴い、堂々と書くようになったのでしょう。 昔からの韓国ウッチャーである私にとっては、こんな小さなことにも社会の変化を感じ取ることができました。

 

雑感2:

 地下鉄「江東駅」地下街で、日本の100円ショップとして有名な「DAISO」が出店しているのを発見しました。 残念ながら、100円均一ではなく、500、1000、1500、2000ウォンの四つの価格がついていました。 がんばって、1000ウォン均一でやってほしかったですね。

 

雑感3:

 日本と違って、ビデオCDが盛んなようで、劇場映画をビデオCDにしたものが格安で売られていました。 3本でわずか1万ウォンでした。 林 権澤監督の、「将軍の息子」三部作と「太白山脈」を買いました。

 「太白山脈」はNHKで放映された日本語字幕付きを録画して持っているのですが、「将軍の息子」は日本では見たことがなく、韓国でもTVでみただけで一部を見ただけでした。 このようなヤクザ映画を作らせても林監督の力量は光りますね。 軽快なカットの運びと、ヤクザといえども「人間を描く」ことが上手なため、観客を引き込ませることができるのでしょう。 日本人役もすべて韓国人俳優に演じさせていますが、日本人の感じをよくとらえていますね。 林監督が、戦前、生の日本人を見ており、それを反映したのでしょう。

 

 



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