生カルビ焼肉

「生カルビ焼肉」の「生」は、肉をサシミで食べるという意味ではありません。 材料の肉に予めタレを付けていない、と言う意味です。 こちらの方が肉質のゴマカシができにくく、タレ付きよりも値段が高いのが普通です。

この店ではコンロの燃料として豆炭を使っていました。 日本の豆炭と違い、六角柱の形をしています。 韓国では木炭はほとんど見かけることが無くなってしまいましたね。 火力の調節は空気の取り入れ口を調節して行います。

焼き上がったら「サンチュ(最近は日本でも「焼肉菜」と言って売っている)」で、 コチュ、ごま塩オイル(右下に写っている)、ニンニクと一緒にくるんで食べます。 ニンニクはスライスした生のものが出されるのが普通ですが、生ニンニクは日本人には食べられないでしょう。 こう言うと、意地になって食べる人がいるのですが、「食べられない」のではなく、 「食べ慣れていないので、ほとんど例外なく腹痛を起こす」と言った方がいいでしょう。

生ニンニクは、写真に写っているようにアルミフォイルで小さな鍋を作り、中にゴマ油を入れたものを持ってきてもらい、その中で煮込めばマイルドになり、腹痛を起こすことがなくなります。

写真の右下に写っている緑色のボトルは「清河」という韓国の清酒です。 日本の清酒とほとんど同じ味がします。


焼き肉を食べた後の仕上げはだいたい冷麺と決まっています。

最近は日本でも食べられるようになってきたくらい有名ですから説明は不要でしょう。

この店のスープには珍しく唐辛子味がついていました。


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