日本に帰ってきてからも、韓国人の出張者がときどきやってきます。 向こうにいたときは毎日顔を合わせていたので、現在の仕事が違っていても必ず私の席に挨拶にきてくれます。 先日はおみやげとして、韓国で新たに売り出されたタバコを持ってきてくれました。 シナブロと言う銘柄です。
味は最近の日本の流行と同じで香料を適度に効かしたマイルドタイプです。
なかなか上品な味ですから、日本人にも抵抗なく受け入れられることでしょう。
値段は 1300 ウオンとのことですから、韓国タバコの中では高い部類ですが、それでも日本の半分です。 韓国旅行のお土産として持って帰ったら、珍しいがられることでしょう。 「ナ」のハングル表示の「ア」の発音は「ト」と書いてなくて、単なる「・」が下に書いてあります。 これを「アレナ」と呼ぶそうです。 |
シナブロの意味
「シナブロ」とは知らない単語だったので、先日、安ぱっぱ様に連れていっていただいた横浜の韓国クラブのアガシに聞いてみたのですが、知らないとのことでした。 そこで、韓日辞書を見ましたら、以下のように書いてあります。
- (副詞)ときどき、徐々に、少しづつ、わずかづつ
友人の李 正馥さんに聞いても意味を知らないとのことで、少し驚きました。 李さんは知人の大学の先生にまで聞いてくれて、意味を教えてくれました。 その結果、上記、辞書の意味は正しいのだが、その意味に加えて「知らない間に」と言う気持ちが込められているとのことでした。 用例としては「財布の中のお金がシナブロ無くなっていった」です。 全羅道では今でもときどき使っているようですが、ソウルではほとんど使われていないようです。 日本も同じでしょうが、固有語の中にはだんだんに使われなくなり、死語化していくものも多いのでしょうね。