1998年9月ソウル旅行記
その4、アレアハングル 815

アレアハングルは韓国で一番有名なワープロソフトです。 ところが最近のM$ ワードの攻勢と韓国で大きな問題となっている違法コーピーの横行によって、 経営が思わしくなく、M$社と資本援助を求める契約の話が持ち上がりました。 実際に第一段階の調印までなされたのですが、国民的財産であるアレアハングルを救え、との声が上がり、調印を破棄して自主再建の道を歩みはじめました。

再建策の一つとして、サポート会員制度を発足させました。 会費は1万ウオンで加入するとアレアハングル 815と称する最新バージョンのCD−ROMを無料でもらえることになりました。 そのソフトの使用権は1年間有効とのことです。 会員数は100万人を想定しています。

ソウルに住むMachさんと会うために指定した場所がたまたまT−ZONE江南店でしたので、そのことを教えてもらい、 アレアハングル 815を入手することができました。 1万ウオン払えばその場でCD−ROMがもらえ、中には入っている登録用紙またはE−Mailで通知すると会員になれる仕組みです。

このCD−ROMにはアレアハングルの韓国語版のみならず、国際版も含まれていました。 適用OSはWin95/98/NTとのことです。 早速、日本語版Win95を持っている李 正馥さんの家に行き、Machさんがインストールしました。 すると韓国語版のアイコンがデスクトップに現れるのですが、国際版も同時にインストールされており、 スタートアイコンから国際版のプログラムアイコンを捜し、クリックすると見事にアレアハングル国際版が立上り、日本語が使えるようになりました。

説明書は韓国語の簡単なものだけですので、ある程度基礎知識がないと使いこなせないでしょう。 アレアハングルはDOS時代からの老舗であるためか、これだけでかなりの閉じた世界を持っており、メールソフトやブラウザも含まれています。 HANmailと称するメールソフトで日本語の通信もできます。

今回の815バージョンに入っているのは国際版ですので、日本語のみならず中国語やアラビア語にも切り換えて使えるようです。


左の写真は会員制度による815版ではなくて、従来の日本版アレアハングルですが、こちらはちゃんとした日本語の説明書も入っているようです。 定価22万ウオンですが、テクノ・マートでは17万6千ウオンで売られておりました。


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