1998年1月25日号
韓国人の日本出張

私が日本にいる間に韓国から2人の出張者が来ました。 いつもソウルで顔を会わせている仲間ですが、 仕事の後に一緒に飲みに行くと、異国にいるせいか普段とは違った話を聞くことができました。 以下は会話の抜粋です。

飲屋チェーン(白木屋)にて

通信カラオケにて
呉光朝:「通信カラオケなので、曲数が多い。 ハングルの曲もあると思いますよ。 『南行列車』でも歌って下さい」。
Yさん:「新しい曲は無いけれど、昔、流行した曲がたくさん有りますね(約300曲)。 『南行列車』が無いので、かわりに『新沙洞の人』を歌います」。
Lさん:「日本のカラオケにこんなにたくさんのハングルの曲が用意されているのは驚きだ。 ところで、桂銀淑は最近、韓国では聞きませんが、日本では有名ですか」。
呉光朝:「昨年の長者番付の歌手の部門で、ベスト10に入っていましたよ。 彼女は日本に対して高額納税者です。 それでは彼女の曲を一曲歌いましょう(と、言いながらデュエット曲である『北空港』を一人で歌ってしまった)」。


今回の彼らの出張を通して、韓国の20歳代の、ごく普通のサラリーマン(ウーマン)の素顔が少し見えてきたように思います。 この年代は日本語を全く話さないので(第二外国語で習った人は多いのですが、実用レベルで話せる人はほとんど皆無)、こちらの韓国語の実力が相当あるか、もしくはお互いに英語が上手でないと、 なかなか打ち解けた話はできないでしょう。

世代間のギャップが大きいと言われる韓国ですので、現代の10代の人達の生活も取材したいと考えているのですが、 これは大変難しいですね。 まず、相手を捜さないといけないし、言葉の問題もありますね。


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