1997年12月16日号
町内会

昨日は勤務を終わって、いつものようにあてもなく会社を出ました。 まずは腹ごしらえと、1週間に1回は行くブルコギ食堂に入りました。 ところがいつもと様子が違います。 団体が入っていて私のように一人の客は座るところもありません。 さいわい私は常連ですので机をやりくりし、席を作ってくれました。 「ユッケジャン」とプレミアム焼酎である「チャムナムトンg」を注文し、一人侘びしく食事しました。

団体が入っている大部屋は扉が開け放たれて、後から後から、ポツリポツリと人が入って来ます。 店の主人は「200名の団体が入っていて、喧しいけど我慢してほしい」と言います。 扉から中をのぞき込むと「鷺梁津洞 親睦会 送年会」と毛筆の達筆の漢字で書いた横断幕が掲げてあり、 マイクを使って役職者が持ち回りで挨拶し、カラオケに移行しています。 参加者には若い人はほとんどいなくて、見たところ35歳〜70歳くらいの人達ばかりです。 なんのことは無い、日本でも良くある町内会の忘年会です。

今日の話はただこれだけのことですが、このわずか20分位の出来事でも新発見がありました。


今日のような日本と変らない情景に出会うと、とても外国に住んでいる気がしません。 何故、政治的な局面で日韓が反目することが多いのか、仲よくやれないのか、逆に不思議に思えてくるのです。


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