1997年10月29日号

蝦 春巻様の来韓(第2日目)


蝦 春巻様、ご一行、第2日目です。


10月26日(日)
本日の予定は概略以下のとうりです。

午前:観光バスによる市内観光で「韓国茶道」の見学。
昼食を梨泰院で取り、その後クラウンホテル内の汗蒸幕(韓国式サウナ:エステ)。
夕食は教大と倒壊した三豊デパートの間にある専門店で参鶏湯の食事。

初めのトホホ
前日、ホテルから予約してもらった「韓国茶道」の見学ですが、予定通り、旅行社のバスが迎えに来てくれて、 「景福宮」などを見学しているうちに11時頃になり、「何時になったら、茶道の見学か?」と、 ガイドに聞いたところ、「このバスは茶道ではなく、古い宮殿の見学ですよ」とのこと。 前日、ホテルのボーイにパンフレットを示して「茶道」と言い、電話をかける横で聞いていたのですが、 この始末です。 多分、旅行社が参加者が少ない「茶道」を、参加者が多い「宮殿巡り」に勝手に統合して、 コストダウンを図ったのでしょう。 蝦様らの抗議に対しても「シラバックレテ」いたそうです。 まあ、蝦様は宮殿も初めてだったので、まだ救われましたが、バスに乗る前に「もう一度、自分で確認」と言う、 韓国式「生活の知恵」が理解できたことでしょう。

昼食時のトホホ
ホテルが梨泰院にあるため、昼食は近くで済ませることになりました。 梨泰院はもともとアメリカ人の街ですが、ここ10年くらいの間に、日本人がのして来て、 絶好のカモになっています。 「食堂も危ないなぁー」と思いましたが、スケジュール上、遠くまで行くことができません。 ハミルトン・ホテルの横に観光食堂が軒を並べており、店先を物色しました。 どの店も日本式にショーケースの中にワックスで作ったサンプルが置いてあります。 ソウルの他のエリアでは、こう言うことはありませんので、いかに日本人をターゲットにしているかわかります。 どの店もサンプルには値段が表示してありません。 用心して店先で「石焼ビビムバ」の値段を聞いて、 8000ウオンの店に入りました。 メニューを見ると6000ウオンなので、「おやっ、言っていたのと違うなぁー」と思いましたが、注文しました。 アジュマが水にするかウーロン茶にするかと聞きましたので、缶入りウーロン茶にしました。
味の方は「まあまあ」良く、「良心的だなぁー」、と思い、計算書を貰ったら、ウーロン茶が抜けています。 その旨、申出ると、再計算されて出て来ました。 なんと、ウーロン茶が5本で15000ウオン追加です。 1本、3000ウオンです。 ビビムバが、あれだけの内容で6000ウオンなのに、缶入りウーロンが3000ウオンです。 しかも、親切に付忘れを指摘してあげたのにです。 私のつたない韓国語で抗議したのですが、 あとの祭りでした。 「黙っておれば良かったね」と言いますと、「結果論ですから」と蝦様に慰められました。 でも、我々は6本の缶入りウーロンを取ったのに、計算は5本しか付いていませんでした。 さすが、世界一の民族は暴利の中にも一分のお情けを与えてくれるものですね。

汗蒸幕(エステ)
私はここには参加しませんでした。 蝦様によりますと、
「アカスリ」、「マッサージ」を含んで60000ウオンとのことです。 この値段は、以前、別のところに行った知人から聞いたものと同じです。 相場なのでしょう。 ただし、韓国のフツーのアガシには負担のようで、行くのはルームサロンのアガシがほとんどとのことです。

汗蒸幕の内部でもトホホがあったようですが、これは、別途、御本人から....

夕食は参鶏湯
韓国語で書かれた「ソウル100名店(実際の名前ではない)」に書いてあった、 教大から三豊百貨店方面に歩き、右側に入ったところです。 「椎名さんに会いたい」の李 正馥さんも参加されました。 戦後の教育を受けた日本女性からからの生の読後感を聞きたいとのことでした。 残念ながら、椎名さんに似た人はいませんでしたが、もしいたら、どういうことになっていたか.... オリーブ・オイルさんの感想は、背筋をピンと伸ばして、まっすぐ歩く姿が印象的とのことです。

参鶏湯は「公州参鶏湯」と言うもので、基本の3つの材料に加えて、栗、クルミなども入っていました。 また、一緒に出された「ボッサム・キムチ」の味も、少し甘味が強かったのですが、牡蛎の味が効いており、 なかなかのものでした。

第2日目完。


ホテルから参鶏湯に向かう途中で、デジカメをホテルに忘れたと思い、走って戻りましたが、見つかりませんでした。 アパートに帰ると、机の上にありました。 持たずに出かけたのです。 これは私自身のトホホでした。 もし、紛失していたら、ソウル3人衆の写真を公開できませんでした。


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