通勤電車にて
自動車を車検に出している間、電車通勤をしました。 ソウルでは毎日、電車通勤で、乗客を観察する癖がついてしまいました。 日本でもその癖が抜けません。
今日は乗客が読んでいる本の日韓の比較を報告します。
ソウルの学生が見ている参考書は、「英語」、「化学」など、暗記ものが多いように思います。 「漢字」、「数学」、「物理」など、自分で書いてみないと覚えにくいので、電車の中は適さないのは当然でしょう。
これに対して、日本の社会人(男)の読んでいる本(新聞)はバラエティーに富んでますね。 「週刊誌」、「文庫/新書本」、「ハードカバー本」、「マンガ/劇画雑誌」、「スポーツ/夕刊/一般新聞」、 内容も、「小説」、「ハウツーもの」、「経済/産業もの」など広範囲に亙っています。
我田引水かも知れませんが、韓国人が「仕事のみ」、という感じに対して、日本人の方が多様化しており、 画一化してなくて、各人が個性的なのではないでしょうか。
なお、日本も韓国も車内で新聞を読む女性は結構いますね。 私が社会人になったころの日本では、電車の中で新聞を読む女性は、ほとんどいませんでした。 女性の社会進出に比例しているのではないでしょうか。 一度、統計を取ってみると面白い結果が出るのではないでしょうか。
2か月くらい前に、インテルの上級副社長が韓国を訪れ、記者会見しました。 彼いわく、「会社や事業所を除いた、一般家庭でのパソコンの普及率は韓国の方が日本よりもやや多い」 とのことです。 日本ではワープロ専用機の普及率が極めて高く、そうでない韓国とは事情が違いますが、 それにしても韓国のパソコンブームは大したものですね。 それに伴って、パソコン関係の本は多数、出版されているようです。
何気ない電車通勤の中にもお国柄が現れているようで、楽しいものです。 また、なにか気が付いたら報告します。