日本への関心
8月15日は、当地ではご存じのように「光復節」で休日です。 今年は金曜日に当たるため3連休になりました。 この日が近づくにつれてTVでも日本関係の番組がさかんに流されるようです。
最近の若い人は、単純に反日一辺倒ではなく、日本そのものを知りたいと言う人が増えてきているようで、 日韓友好には良い傾向ではないでしょうか。
このような例として、最近、会社の人たちと話していて気が付いた会話を以下に紹介します。
Aさん:TVで良くやっているので、どんなところか一度見ておきたいと思いました。
呉:日清戦争の戦利品で朝鮮半島から持ち帰った石碑があると聞いていますが、 これは豊臣秀吉の遠征軍が破れた時、李王朝が記念に建設したものと聞いています。 本当にあるのか確認されたらいいでしょう。
織田信長は部下の明智光秀の反逆で殺されたのですが、 豊臣秀吉は部下に与える領地を確保するため朝鮮半島に進攻したと聞いてます。 徳川家康は秀吉の海外進出の失敗を見て、逆に鎖国政策を取ったようです。 そう言う意味で、この3人には多かれ少なかれ、朝鮮半島の存在が影響を与えていますね。 韓国の人にとっては、このような側面から3人を見ると面白いのではないでしょうか。
Bさん:今、「大望」と言う徳川家康についての小説を読んでいます。 全部で20巻以上の長編ですが、面白いですね。
呉:その本は、山岡荘八著の「徳川家康」を翻訳したものと聞いています。
韓国では結構な量の日本の本の翻訳が出ていて、読者が多いようですね。 逆に日本人が韓国について知ることができる機会が少ないのが残念ですね。 考古学などの学者の世界では、日本人による研究が盛んだそうですが、 一般庶民レベルでの韓国の本の翻訳がもっとあるといいですね。 しかたがないから、自分で言葉の勉強をするしかないですかね。