地上より永遠に
李さんの体験に関して落書き帳でも話題になった、
外国の軍隊内部での暴力について考えていたらアメリカ軍内部を描いた映画を思い出しました。
早速、インタ−ネットでサーチして見ました。
驚くことに、表題の「地上(ここ)より永遠(とわ)に」と同じ題名の本がベストセラーになっていて、
演劇も上演されているのですね。
内容は違うのでしょうが、韓国のTV番組が日本のコピーだと言ってられないです。
韓国ネタが少なくなってきたので、今日はこの映画の話でお茶を濁すことにしましょう。
「地上より永遠に」は1953年に製作された映画ですが、高校生時代に再上映されたのを見ました。
おもな出演は、
モンゴメリー・クリフト、
デポラ・カー、
バート・ランカスターです。
当時の格付けで言うと、上記の順番なのでしょうが、後年まで一番活躍したのが、
バート・ランカスターですね。 10年程前まで、いい映画にたくさん出てました。
この映画はアメリカ軍内部の暴力も描いているのですが、何と表現したらいいか、 李さんが述べているような日本軍のそれとは違っていますね。 映画と李さんの実話を比較してもしょうがないですが、アメリカらしいと思いました。 しかも軍隊の話にもかかわらず、デポラ・カーのような超美人女優を話にからませて、 「見させる映画」、「ゼニの取れる映画」にしているところが、ハリウッドらしいです。 古い映画なので見ていない方も多いと思いますので簡単にあらすじを書きます。
時代は1941年、米軍のハワイの基地に主人公のモンゴメリー・クリフトが配属されてきた。
彼はフットボール(ボクシングだったかな?)の元名選手だったが、試合中の事故で相手を殺してしまい、
以後、一切のスポーツ活動を止めていた。
ところが、噂を聞いた部隊の連中は、部隊対抗の試合に出るように強要する。
彼は頑として受付けない。 しかし、部隊を上げて、本人に対するイジメや、現地(ハワイ)の友人に対して、暴行したりする。 結局、彼は暴力に屈して試合に出ることになった。
いよいよ、日曜日の試合当日になって、「これから」というときに空襲警報がなり、
日本軍の飛行機が頭上をかすめて飛んでいき、パールハーバーから煙が立ち上がったところで映画は終わる。
このメインストーリーに平行して、部隊対抗試合にばかり熱心だが無能な部隊長の補佐官として働いているバート・ランカスターは、 仕事は有能だが何故か出世できなく(学歴のせいか?)、部隊長の美人妻と不倫を重ねる。 ハワイの海岸での逢引きシーンはとても印象的です。 題名はこのシーンから付けられているように思います。
はっきり記憶してないですが、部隊を上げての暴行はかなり激しかったように思います。 ハワイ人の友人は殺されたのではなかったかな。
デポラ・カーは現在70歳位でしょうが、今でも美しいそうです。
もっとも、70歳の美女というのは気味が悪いですが....
昔のハリウッドにはこのような大物女優が一杯いたようですね。