1997年7月12日号
トレンディ−・ドラマ


韓国のTVでは日本の番組をコピ−したものが多いことは「名品・珍品」で紹介しましたが、 今日は、またまたその実例に出会いました。

出勤すると、オフィスの入り口付近に撮影器材が置いてありました。 勤務先で販売している製品のコマ−シャル・フィルムの撮影だろうと思って気にもとめませんでしたが、 自分のPCのスイッチを入れ、E−Mailでも読もうとしていましたら、 昨日のバ−スデ−・ケ−キで「濃厚な友人」になった女性社員が来て、 MBCのウィ−クエンド・ドラマ、「シンデレラ」のロケだと教えてくれました。 野次馬根性だけは人に負けない私ですので、ただちに現場に駆けつけました。 残念ながら撮影は終了していて、撤収中でした。 でも主人公の男性タレントを見ることができました。 付近の人に聞くと会議室と社長室で撮影したようです。

実は、私の日本での勤務先では同じようなトレンディ−ドラマの現場撮影があり、会社が休みの土曜日の昼に撮影しています。 会社の公式掲示板にもその放送日が掲示されているのですが、韓国の出向先でも現場撮影があるとは思っても見ませんでした。 早速、会社のアガシにその旨、言いますと、面白そうな顔をしませんでした。 内心、「やっぱり、この人気ドラマも日本のマネなのか」と思ったのでしょう。 日本で同じようなことが起これば、放送局の無能ぶりをコケにして話がはずむのでしょうが、 韓国では、こと相手が日本であると、そうはいかないようです。

「シンデレラ」は毎週、土曜日と日曜日に放送され、視聴率は40〜50%にも達するオバケ番組だそうです。 残念ながらヒロインを演じるアガシは来ていませんでしたが、元ミスKoreaの超人気タレントとのことです。

一つ気になったのは撮影場所です。 会議室と社長室だけでなく、日本で同じような撮影に使われる一般社員の事務所だとよかったと思いましたが、 残念です。 その一角には、インタ−ネットで変な情報をまき散らしているスケベ・オジサン役で、 ギャラなしで出演してあげるのに..(うそ、うそ)


それにしても50%の視聴率はすごいですね。 でもほとんどの国民が同じ情報しか持ち得ない、と言いかえることもできるわけですから、 恐い感じがします。 インタ−ネットがもっと発展して、このホ−ムペ−ジのように、 個人がいろいろな意見を発表できる方が、私は面白いと思うのですが....


7月の目次に戻る みんなの落書き帳に進む