1997年7月9日号
一進会(イジメ、その2)


来客対応で昼はもちろんのこと、夜は韓国料理への案内で忙しく、 2日分の掲載をサボってしまいました。 逆に韓国の人と会食して、先日、報告した「イジメ、第2弾」の情報を入手しました。

ソウル地方のほとんどの中学校/高等学校には「一進会(イル・ジン・ヘ)」と言う不良グル−プの組織があり、 暴力をふるっているとのことです。 どうも日本の劇画を参考にして出来てきた組織のようです。 確かに日本でも公共の場所にスプレ−でグル−プの名前が書いてあるのを見かけますので、 同じようなものなのでしょう。
私は日本の劇画がどんなものか知りませんが例えば次のようなことを行っているとのことです。

「ロシアン・ル−レット」:道に落ちている煙草の空き箱に印刷してある番号(製造番号?)の末尾2桁を加算して、 「丁半バクチ」のように、どちらかだったら、近くを通行している学生を理由もなく殴る。

TVニュ−スでは個室喫茶?やアパ−トの空き部屋のようなところに連れ込んで暴行していることもあるようです。 一進会のメンバ−は男性のみならず女生徒もいます。

まだ、ナイフなどの凶器は使ってないようですが、木の棒などは使いはじめているようです。

思えば20年くらい前に、日本の週刊誌を持って金浦エアポ−トの税関で取り上げられた人を知っていますが、 今は日本の劇画を持ち込むのが難しいのでしょうね。


一つ気になるのは「一進会(イル・ジン・ヘ)」の発音が「日進会」と同じで、 ハングルでは全く同じ表記です。 つまり「日本に向かって進む」あるいは「日本の真似をする」と言う意味にカケているとしたら、日本としてはまずいですね。 私の考え過ぎならいいのですが.....

今日は来客の余波が続いていて忙しく、短文で失礼します。


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