日本についてのTV番組
言葉がよく判らないので、ほとんどTVを見ないのですが、時々、 ニュ−スを見ていると、結構、日本からの報道が多いのに気が付きます。 たぶん、駐在員チ−ムが常駐していて、事件があると、 日本の報道陣に混じって取材に駆けつけているのでしょう。 街の声として目撃者の談話を流すことがありますが、音声は日本語のままで、 ハングルの字幕が出ます。 日本の番組で同じようなことを、例えば、 ニュ−ユ−ク市民の談話ですと、日本語に吹き替えられることが多いので、 韓国のTVで日本語が聞こえると、 おやっつ!、と思います(私は日本語のままの方が歓迎ですが)。
日本にいたときは、「韓国では反日感情が強い」と思い込んでいたので、
日本のニュ−スをさかんに報道したり、
日本語がそのまま流れるのは少ないと思っていましたが事実は逆でした。
いかに、新聞や本の知識だけでその国のイメ−ジを自分自身で作り上げてしまっていたか、
が判ります。 やはり、自分自身で現地で調べないとダメですね。
夜のゴルデンアワ−の一般番組でも日本を題材にした番組が増えているようです。 そのような番組の一例として、会社の人から聞いた話を紹介します。
MBS(民放)、日曜日のPM7−8時ゴ−ルデンアワ−に、 日韓の普通の人の行動を取材し、比較する番組があるそうです。
午後5時の閉店時のポットの返却率は,
日本=91%, 韓国=91%
返却率: 日本=100%、 韓国=61%
信号無視しなかった率: 日本=100%、 韓国=16%
この結果を見た日本人はどう思うでしょう。 私は結果が改竄されていると思いました。 雨の日に傘を返したら自分が濡れてしまいます。 100人の人、全員が代わりの傘を買って、 わざわざ返しに来るとは思われません。
事実か改竄かはともかくとして、日本の方が良い数字を出している番組に人気があるのですから、 韓国も変わったなぁ−、と言うのが実感です。
昔の韓国では公衆マナ−が悪かったのは事実ですし、 韓国人自身もそれに気が付いてきて、良くしていこうという気持が強いようです。 この番組は、そのような心理的なアヤにうまく迎合した、視聴率が取れる、番組作りのように思います。
韓国の新聞は、この番組は「ヤラセ」だとさかんに攻撃しているようです。 ただし、韓国の新聞は別の意図があるかも知れませんので、私の単純な「数字がおかしいなぁ−」 と言う感想とは立場が同じかどうか不明です。