1997年5月17日号

DIYショップ


長期ビザ取得のためにまだ日本にいます。 つくずく韓国は入国が難しい国だと実感しました。 2週間までの観光目的の入国はビザ無しでOKですが、 就労ビザは大変です。

久しぶりの日本の休日で、近くのDIYショップに行ってきました。 ソウルにもこういう店があるといいのですが、 アパ−トが江南駅の近くの繁華街であるためか見かけません。 車で行くのが当たり前ですから、郊外の住宅地区にはあるのかも知れません。

私が子供のころの日本にはス−パ−マ−ケットやDIYショップはありませんでした。 新聞ではアメリカで流行したものはある時間をおいて必ず日本でも流行すると良く書かれていました。 私は「日本とアメリカは違うのでそういうことは言えない」と思っていましたが、 実際に起こったことを見てみると、 ス−パ−マ−ケットもDIYショップもそうですが、 アメリカのライフスタイルのかなりのものが日本に入ってきております。
私はアメリカにも住んだことがあり、オリジナルの姿を見てますが、 アメリカのオリジナルを巧みに日本化して定着してしまいました。

私の勘ですが、最近のソウルの人々の生活を見ていると、 同じことが韓国でも起こるような気がします。 政府がいくら「日本文化」の輸入禁止をとなえても、 ニ−ズがある限り、手を変え、品を変え入ってきてしまうものです。 (DIYショップは日本文化と言うよりもアメリカ文化ですが)

韓国でDIYショップの事業を始めたら成功するのではないかと思えてきました。 外国人の投資は制限が多いので日本資本では難しいのでしょうが、 韓国でもベンチャ−投資が制度としてやりやすくなってきているようですから、 それをうまく利用した韓国人の中から 流通・小売業の分野でサクセス・スト−リ−が出てくるのではないでしょうか。 「韓国の中内 巧」さんが現れるか楽しみですね。

ただ一つ、気に掛かるのは、 韓国人が「庭いじり」や「日曜大工」が好きかどうかですが、 これらも含めて社会的な価値観も変わってきそうな予感がします。

まあ、外国人の私には投資などできるわけではありませんが、 アガシを見つけて彼女の名義でやらせましょうか。 (うそ、うそ...)


5月の目次に戻る