1997年5月5日号

サイパン旅行記(その1)


韓国人I氏と私のサイパン弥次喜多道中記です。

男だけでは花がないなぁー...と、 ルームサロンのアガシを誘ったら乗ってきたのですが、 パスポートを紛失していて、再発行が間に合いませんでした。
もし来ていたら、 旅費が当方持ちになるのは当然として、 ルームサロンを休む休業保証で一日あたり10万ウオンくらいをあげないといけないので、 結構な費用になります。

サイパンを選んだ理由は、 友人が私と同様に単身赴任していて(会社は違います)会いたかったのと、 韓国での単身赴任との比較も興味があったからです。
それにしてもE−Mailのおかげで、 世界中の友人と簡単に連絡が取れるので、便利な世の中になったものです。

私のホームページと同様にサイパン便りを書くようにけしかけてきましたが、 彼の家にはすでに「HTMLの書き方」の本があったところをみると、 その気があるようです。 でも「発禁」の内容が多くなってしまうのではないかと心配してました。

航空便について
ソウル−−サイパン間はKAL、ASIANA、コンチネンタルが飛んでいます。 こちらの人には自国のフライトが人気があるようで(日本便でもそうですが)、 連休ということもありコンチネンタルしか取れませんでした。 しかもソウル発が21:35でサイパン着が03:50と言う便です。 これでも最初の日のホテルは一日分払うので、結局、3泊3日のスケジュールでした。

チケット代金は往復で31万ウオン(7で割ると日本円になります)で、 成田往復の35万ウオンよりも安いです。
機材はボーイング727−200で、 使い出してから1年の新しい飛行機なので安心でした。

ドルへの両替
私はアメリカへ行くときはいつも、ドルを持って行きません。 クレジットカードさえあればいたるところに24時間運転のキャッシングマシンがあり、 不自由無く生活ができるからです。
今回もサイパンはアメリカの信託統治国なので、同じだろうとドルを持って行きませんでした。 ところが、本土なみにはいかないようで、空港にはキャッシングマシンが無く あせりました(あるのかもしれませんが、到着した午前4時では無理でした)。 さいわい、ホテルの車を迎えに来るように頼んであったので、 タクシー代が無くても事なきをえました。

ホテルのチェックインの時に日本円からドルに替えてもらいましたが、 手持ちが少ないのと率が悪いので、1万円だけにしました。 朝になってから、サイパンでは最大の勢力を持っていると思われる 「Bank of Guam」の窓口に行ってクレジットカードからキャッシング しました。 手数料として10ドル持って行かれました。 まあまあの手数料ではないかと思います。 あとで聞いたら、 24時間運転のキャッシングマシンも大きな商店街にはあることはあって、 カード会社の選択の幅は狭いですが利用できるとのことです。

韓国では外国で発行されたクレジットカードはキャッシングマシンで拒否されるし、 窓口でキャッシングしてくれる銀行自体が限られ、 手作業で30分は覚悟しないといけないのと比べればサイパンの方が便利です。

Bank of Guamでキャッシングしている間になにげなくポスターを見ていたら、 驚くことに韓国ウオンからUSドルへの両替をしているではないですか。 早速、同行のI氏が両替しました。 韓国からの観光客が多いことと、 韓国ウオンが「国際通貨」になりつつあることを実感できました。 10年前には考えられなかったことです。


旅行中は韓国情報が取れなくて、 ホームページに書くネタが無くなることを心配しましたが、 サイパンに行ったおかげで、 むしろソウルにいるよりもたくさんの韓国情報が取れました。 現地での韓国人の生態を見聞したこともありますが、 弥次喜多道中でI氏から聞き出す時間が取れたのも大きいです。

なお、私のペンネームはI氏が命名したものですが、 サイパンに単身赴任中の私の友人も命名してほしいとのことで、 「李 勝永」と言う名前を貰いました。 次号以下では李さんと呼ぶことにします。


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