1997年4月23日号

ルームサロン


先日、日本からのお客が来たので、韓国名物のルームサロンに行きました。 ルームサロンは値段が高く、最低でも一人あたり日本円で4〜5万円かかります。 こんなに高いのに店がたくさんあるのは社用族が多いのではないでしょうか。 とても個人の金で行けるようなところではないです。 しかもこちらは「割り勘」 の習慣がないので、1人を誘ったとしても最低でも10万円の予算が必要です。

値段が高いだけあって店にいるアガシはそれなりに美人ぞろいです。 中には日本の韓国クラブで働いた経験がある人もたまにはいて、 日本から客が来たときはそういった日本語が話せる人をつけてもらうようママに話します。 でも日本語が話せる人はまれですから、 この種の店は基本的に外国人相手ではなく、現地の客を対象にしています。

彼女らは高給取りですが、衣料、化粧品、エステ などそれなりに投資が必要ですから結構厳しいのではないかと思います。 それに加えて27歳以上の人がほとんどいないところを見ると、 次々と若い人が入ってきて、淘汰が激しいのではと想像します。 事実、10代と思われる人もときどきいます。

先日もこちらの人と一緒に台湾に出張したとき、 有名な林森北路の飲屋に行きましたが、 彼は年齢が高いアガシ(小姐)も多いのに驚いていました。

店が終わってからのアガシの連れ出しは全員がOKというわけでなく、 NGな人も多いですから(特に、高級な店はまずNG)、 その気がある人は最初からママさんに言ってアレンジしてもらうとのことです。 このシステムは林森北路と同じです。 料金は20〜30万ウオンくらいとのことですが、 どうも日本人だと高くとられるようです。

先日もルームサロンでアガシと話していて、 日本と韓国ではどちらが美人が多いかとの話になりましたが、 我々日本人は即座に無論、韓国アガシと答えました。 Korea語の「無論」の発音は日本語とほぼ同じで「ムロン」です。 そしたら先方は「男性は日本人のほうがハンサムが多い」と逆襲してきました。 高い店だけあって、なかなか商売がうまいようです。


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