1997年4月22日号

電話房(テレクラ)とビデオ房


先日、ある電話房(こちらのテレクラ)が警察の手入れを受けたことを報告しましたが、 こちらの友人に電話房と、 同じく新しいサブカルチャーであるビデオ房について聞きましたので報告します。 彼はよく日本へ出張して日本のことを良く知っているので、比較を中心に書きます。

電話房
こちらの客の年代層は若い男性が多く、中年男性も結構多いとのことです。 電話を掛けてくるのは圧倒的に中年の女性が多く、若い女性は少ないとのことです。
彼によると、韓国は経済的に豊かになってきて、 中年の有閑婦人が多くなったのに比べてマンハントのチャンスはほとんど無く、 電話房がほとんど唯一のチャンスだとのことです。

昔はこちらのキャバレーがそのような場だったのですが、 キャバレー自体がきわめて少なくなってきているのも一因です。 こちらのキャバレーは日本とは違い、ホステスがいません。 客は男性も女性もいて、 中に入ると店のボーイが適当に男性と女性を相席にしてくれるとのことです。 こちらの友人に聞いたら、20年位昔の学生の時に行ったことがあるが、 店の中には中年女性の客が一杯いて大変だったそうです。
10年くらい前に、ショーをやる日本式のキャバレーが新たにできたとのことで、 連れていってもらったことがありますが、 今は看板すら見たことがありません。 日本と同様に人件費が高騰しているので、 人をたくさん使う商売はなりたたなくなっているのでしょう。

ビデオ房
これはビデオレンタルではなく、ビデオを見るところです。 日本にも同じようなビデオ鑑賞をさせる店がありますが、部屋は1人部屋で、 置いてあるテープもアダルトもの中心です。
これに対してソウルでは部屋は2人部屋で、テープは劇場映画ものが中心で、 店の外に掲示してあるポスターを見ても結構、最新作があるようです。 つまりアベックで行くところです。 10年くらい前からラブホテルができてきたようですが、 まだ日本のように多くないようで、 若いカップルはこのようなところを利用するのでしょうか。 でも、こう言う店は風俗営業の規制を受けない (韓国にも風営法があるかどうか知りませんが)でしょうから、 中・高校生が入るのを防止するのが難しいでしょうね。

私は言葉がそれほどできないので、上記のいずれにも行ったことがないですが、 私のパートから100m以内には両方があります。 もう少し言葉を勉強してチャレンジしましょうか。 でもそんな元気もなかなかでませんね。


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