1997年4月10日号

現代の韓国アガシ


昨日は日本から出張者が来ましたので、一緒に食事に行きました。 彼は 台湾への出張経験が豊富で中国語(北京語)もできます。 彼は韓国へは 数回来ておりますが、以下は私との会話です。

彼:顔は台湾小姐の方が日本人に似ている人が多いが、韓国アガシの方が 美人が多い

私:毎日、地下鉄で通勤していて、前の座席に座った人を見ているが 男も女も肌の色が日本人よりも色白の人が多く、確かに美人が多い

韓国は急激に近代化され、現在では日本と同じかそれ以上のファションの アガシが街を闊歩しています。 これは「見えっ張り」といわれる国民性 ともあいまってかなりなものです。 私のオフィスでもパッリとした 服装のOLがいっぱいいます。 ただ、色彩感覚がどうも我々日本人とは 違っているようで、現在は黒っぽいのが流行しているようです。 白い 肌と黒い服装のコントラストを狙っているのかも知れません。

さきほど、asahi.comを読みましたが、ソウルで初めて テレクラ(電話房)が警察の手入れ受けたようですね。 なんか日本の 悪いサブカルチャ−がすぐに伝搬するようですね。 私のアパ−トの近くにも電話房の看板が出てましたが、行きたくても 言葉ができないので......

韓国では若いアガシの中でム−ド派が増えてきたようで昨日 行ったJazz喫茶は男の客は我々だけでした。 かかっていたCDは 「スタ−ダスト」とか「酒バラ」などのまさにム−ド派でした。 男性はイッキ飲みと議論好きですが、女性はこのようなアフタ−アワ−を 過ごす人が増えてきたのでしょうね。

以上のように、我々日本人が抱いていた韓国アガシのイメ−ジは急激に 変化してますので、10年・20年前の知識や印象で語ることのないよう 注意しなければなりません。


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