エンジンが不調で、ICイグナイタを交換して高回転域の調子は良くなりましたが、中速でまだゴツゴツとミスファイヤ気味でした。燃費も悪く「こんな調子の悪いバイクは捨てよう!」と思うくらいでした。
アイドリングと高回転域は良く、中回転が悪いので乗りにくい状態でした。プラグを外して見ると写真のように真っ黒にくすぶっています。バイク屋さんで交換してもらってからまだ1000Kmも走っていません。
中回転が悪いのでデュアルキャブのセカンダリー側のガスが濃すぎると見当つけ、メインジェットの番号を下げてみようと思いバイク屋さんに部品を注文し交換してみました。さいわい、セカンダリ側はキャブをエンジンに付けたまま作業できるので、自分でやってみました。
新車時は86番のジェットですが、ヤマハのホームページで部品検索すると84番と80番も売られていましたので、思い切って80番を購入しました。取り外したジェットの写真を示しますが、詰まりはなく正常でした。
ついでにプラグもDR8EAが標準であったのをD7EAにしました。二文字目のRが入ってない型名は内部に雑音防止の抵抗が入っていないものです。SRX250はコンピュータを積んでいないので多少電気雑音が増えても問題ないだろうとの判断です。抵抗が入ってない分だけスパークが強くなります。
結果は上々で低回転から高回転までスムースに加速するようになりました。ジェットを絞ったので最高馬力が落ち、最高速度は下がるかも知れませんが、このバイクはくねくねと曲がった道を走るために購入したものですから、大勢に影響ないでしょう。よく知っている知人に話したら国産車はエンジン保護のため高回転域ではガスを濃くなるように設定してあるものが多く、ガスを少し絞るとかえって馬力が上がるケースもあるとのことでしたので安心しました。
これを見た皆さんもときどきはプラグの焼け具合を点検しエンジンの状態を確認してみましょう。
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